衝撃の1話から怒涛の人気を誇った「甲鉄城のカバネリ」。
ノイタミナ枠として放送がされているが、今後は2期があるのか、2期が決定する条件や売り上げ、最近の続編ものの制作決定背景、過去のノイタミナ作品はどうだったかなど考慮して予想してみました。
既に総集編の劇場上映前後編が決定している甲鉄城のカバネリ。続きは?
2期制作が決定する?しない?の判断は?
前提として2期が決定すると言えば、総合的に見て利益が一番手っ取り早いというか本質です。なので一番はDVD,BD(以下、円盤)の売上ほかグッズの売り上げにかかっています。
そもそも原作等があればストックが出来ていないからというパターンや完結した場合は当然、2期はありません。「コードギアス」のようにスピンオフなどが出てくる場合もあり。ちなみに円盤の売上がいいのに原作のストックがないという例では、「氷菓」があります。「氷菓」は円盤の売上が全11巻通して1万枚を維持している大人気アニメで舞台となった岐阜県高山市には20億円の経済効果があったにもかかわらず4年経った今も2期の制作予定はありません。それはなぜかというと原作者の米澤穂信先生が、古典部シリーズを書いていないことにあります。=原作のストックがなし。では今作の「甲鉄城のカバネリ」を見てみると原作はなくオリジナルアニメなのでどこまででも話は広げられそうです。
どれだけ円盤の売り上げがあればいいのか?
通常のアニメであればボーダーは3,000枚から5,000枚と言われています。直近で2期の制作が決まったと言えば「響け!ユーフォにアム」ですよね。ユーフォの1巻売り上げは好調で1万枚に届かないにしろ9,700枚ほどとなっており2期が秋アニメとして放送が決定しています。最近2期を放送した「きんいろモザイク」に関しては1巻売り上げが13,000枚を超えていました。そうしたことから円盤の売り上げは、2期制作の指標として確かなものになります。
前の2016冬アニメでは、以下の通りの売り上げになっており、「この素晴らしい世界に祝福を!」がダントツに売り上げ2期の制作決定を発表しました。「GATE」、「デュラララ」は続編ものとなっており省きますが、同じノイタミナ枠の「僕だけがいない街」に関しては完結作なので2期はありません。可能性があるとしたら「灰と幻想のグリムガル」が5,500枚となっており、中々ラノベとしてはこの位置で2期は微妙なところ。こうしたことから9,000枚以上かつ、無い袖は振れないので続くような内容であることが必須となります。
11,940 この素晴らしい世界に祝福を!
*5,510 灰と幻想のグリムガル
*4,758 GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり (第2クール)
*4,748 デュラララ!!×2 結
*3,168 僕だけがいない街
結局、甲鉄城のカバネリは2期があるのか?
制作会社のWIT STUDIOは、残りの2016年では進撃の巨人(2期)などを制作し、2017年は発表されていないので制作側としては、十分に可能性があると思います。
今回は、ノイタミナ枠なので過去にノイタミナ枠で2期となったのは、ハチミツとクローバー(1巻:21,572枚)、のだめカンタービレ(1巻:16,359枚)、もやしもん(1巻:9,258枚)、PSYCHO-PASS(1巻:9,503)、そして冴えない彼女の育て方(1巻:12,334)となっており円盤の売り上げしだいといったところでしょう。あるとしたら2017年4月から冴えない彼女の育て方♭があるので、それ以降になります。
円盤はどうか?1話絶賛され覇権アニメだと言われて2、3話が続き4話でまたもや大きな盛り上がりを見せています。そしてその円盤は、今回特別編成なので4話が1つのディスクに入っている。おそらく上中下巻の仕様となっているため通常のアニメは2話編成なので買ってしまいそう。こうした販売方法や背景、作画が綺麗な事から円盤の売り上げは確実に伸びていくだろう。そうなると2期はあるかもしれない。
初動は6,800枚とまずまずの人気を得ていること。回収されていない伏線等がありすぎるので2期はあるのではないかと見ている。