【甲鉄城のカバネリ】 第8話 感想 ラスボス美馬様登場・・・ 【ネタバレ】
7話では今までにない日常回とあって嵐の前の静けさだった。8話では美馬率いる特殊部隊がカバネを一掃し、そして最大の謎だった世界の全貌が見えてきた。
第8話 黙す狩人(かりびと)
無名の慕う兄様は、カバネを狩る特殊部隊――狩方衆を率いる美馬だった。だが、人々から英雄と讃えられる美馬のことを、生駒は信じられない。彼こそが、無名をカバネリにした元凶だったからだ。
前回までの甲鉄城のカバネリは?
日常回と思えば、最重要回でもあった。無名の名前が美馬につけられていて、美馬に会う前には「穂積」という名前があったという事実。耳の男と幕府の要人が言っていた「少なくともあなたは無関係ではない、10年前のあの日から……」10年前という言葉から10年前に何があったのか?もしかしたらその日にカバネというものが出現したのか。10年前のあの日が重要な場面となるに違いない。
そしてこの物語の終わりが見えてきた回だった。
無名「今日にはカバネになっちゃうかもしれない。明日かも知れない。いつも思うよ。朝目を覚ましたとき、昨日と同じ私かなって。」
生駒「やめろ。お前人間に戻れよ。もうカバネと戦うのなんかやめろ。決めた。お前を人間に戻す。そしてお前のお母さんが願ったみたいにいっぱい米を食え。」
物語の目的は「無名を人間に戻すこと」「カバネを全て居なくすること」となった。
第8話では、物語の終盤へ突き進んでいく
人々から英雄と讃えられる美馬のことを全く信じていない生駒はさっそく美馬に対して直球で噛み付いていく。生駒らしいと言えばいいが、美馬がラスボスになることは間違いない。
美馬が英雄と言われている所以は「カバネ相手に連戦連勝。彼らが通った土地はカバネが一掃され再び人の手に戻るってさ」。ここが自分でカバネを生成して自分でカバネを倒し名声を勝ち取っているといえば筋が通っている。
生駒は無名をカバネリにした美馬が信じられない。「カバネリにした」ということで最先端技術や手法がある。美馬はカバネの中に置いて行かれたという事実があることから幕府にもカバネ生成技術があり、失敗して外部に漏れたという展開がみえる。
その幕府と美馬の戦いに生駒がどう絡んでいくのか。そして今回は、美馬が活躍して伏線を作っていく超面白い第8話だった。